曇り
【常任委視察】
10時30分大宮駅集合、10時45分出発の東北新幹線で新青森駅に向けて総務文教常任委員会行政視察に参加。
車中何年振りかの駅弁で昼食を採り、13時29分新青森駅に到着し、バスにて特別史跡三内丸山に向けて出発。
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14時前頃特別史跡三内丸山遺跡に到着、北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録に向けた取り組みについて説明を受けた後施設を視察。
青森県にある同遺跡は、これまでに国内最大級の規模を誇る約5,500年前から約4,000年前の大集落跡が発掘されており、多くの竪穴住居跡や大型掘立柱建物跡、大量の遺物が捨てられた谷や大人・子供の墓、道路跡などがあり、また膨大な量の土器や石器、袋状編み物・編布・漆器などの他、本県糸魚川産ヒスイの原石や装身具が出土しており、広域交流のあったことがうかがえます。
現在世界遺産登録に向け本県の佐渡とライバル関係にありますが、縄文文化という歴史の長さや北海道から北東北に広がる17の構成資産の息吹を今に伝えていることに於いては、佐渡は遠慮せざるを得ない思いを抱かせるに十分な内容でした。
次に15時40分頃、青森県立五所川原農林高等学校を訪問しグローバルGAPの教育効果について視察。
同校は急速に進むグローバル化に対応していくため、未来を担う高校生を国際的な次世代農業経営者として育成するため、平成27年12月に、りんごで日本の高等学校で始めてグローバルGAPを取得。
平成28年9月には「BAL.G.A.P AWARS2016」を高等学校で世界初受賞。その後、コメ・メロンで認証を取得し、今度はジャガイモで認証取得に挑戦との事。認証取得により、企業との契約が成立し、ANA国際線ファーストクラス機内食に採用、また本県岩塚製菓でもせんべいが商品化されるなどしており、今後は2020の東京オリンピック・パラリンピック選手村での食材提供を目指しています。
視察終了後弘前市内のホテルに宿泊。