左上 コッコフアーム 右上 直売場にて 左中 鹿児島県議会 右中 鹿児島県議会事務局 左下 水産技術開発センター
4月18日 晴れ
朝8時15分にホテルを出発し、これまた熊本県からご紹介いただいた『㈱コッコフアーム』を訪問し、自然循環型の養鶏と直売所を通じた都市と農村の交流について視察しました。
同社は昭和56年に前身である㈲松岡食品養鶏センターとして設立し、平成7年に社名変更、23年に㈱に改組され、6万5千㎡の敷地に約10万羽を養鶏し、こだわりの自社製品を加工販売(直販に傾注)しています。
資本金1千万円、売上高約25億円、従業員数約160名で、来園者は年間47万人、会員数1万7千人に達しています。
正に農業の6次産業化の典型的なモデルケースで、三重県伊賀市の『もくもくフアーム』に似ているなと思ったら、同フアームからノウハウを導入しているとの事でした。
しかし匂いが少し気になりましたが、お客様はどうなのでしょうか?
その後鹿児島県に移動、午後1時15分に鹿児島県議会にて議会運営について調査を行いました。
同議会は定数51人、内議運委員は14人と我が県より多く、常任委員会は5委員会と我が県より多いですが、特別委員会は2委員会と我が県より少なくなっています。
特にこの特別委員会は『原子力安全対策等』『海外経済交流促進等』と名称に地域の課題が表れていますが、ユニークと言っては叱られますか。
また平成19年に政策立案推進検討委員会を設置し、政策立案機能や監視機能の充実・強化を図る必要がある為、議会が知事等に対して行う政策提言案の検討及び議員による政策条例の対象とすべき調査等を、24年まで15項目に亘って行っています。
更に平成22年には議会基本条例を制定し、議員間討議や質問等の充実、県民の議会活動への参加や政策立案及び提言等について規定しています。
近年全国議会で話題になっており一部で採用されている通年議会は、経費がかさむ事等から見送っています。妥当な判断です。
とかく世論と言うよりマスコミに迎合する事が多くなってきている議会のありようについては、国会は国会、地方は地方、形より内容の問題でしょう。
加えて23年から、県民に対し議会の役割や活動内容等を直接知らせ理解を深めて貰うと共に、議会活動に直接参加し県民に身近で開かれた議会となる事を目的に、県民との意見交換会を行っています。
議員の個人レベルから議会全体レベルと多種多様な方法は常に試行錯誤が必要ですが、最後は議員個人個人の努力次第でしょう。
その後15時45分から鹿児島県水産技術開発センターを訪問し、環境に優しい養殖業及び水産加工技術等の研究開発について視察しました。