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砂防議連視察2日目part 1

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 左上 現場の遠景           右上 現場に
 左下 無人の搬送車          右下 リモコン操作
 朝8時にホテルを出発フエリーを乗り継ぎ、大隅半島の先端部の南大隅町船石地区の深層崩壊による大規模土石流災害の現場を視察しました。
 同地区では平成の19年7月、南大隅の船石川2で、梅雨前線による度重なる豪雨と台風4号の集中豪雨により、大規模な山腹崩壊とそれに起因する土石流が発生しました。
 この渓流は平成2年9月の台風20号による土石流発生の後に、砂防堰堤を整備していたことから、今回の崩壊による3万立方もの土石流の内約2万立方をこの砂防堰堤が捕捉し、下流人家等への被害を軽減して人的被害も免れました。
 ところが今年の梅雨前線豪雨により、7月4から8日に深層崩壊により土石流災害が発生し、その生々しい現場の最前線に入ることが出来ました。
 ここは下が透水性が難い地層の上に透水しやすい地層が重なっており深層崩壊が発生しやすい地層のため、現場では人的災害防止の観点から、監視カメラと遠隔操作の無人の重機が大活躍していましたが、作業のスピードはオペレーターが実際に乗車して操作するよりは劣るとのことですが、安全確保から致し方のないことでしょう。