川岸寮 新潟刑務所
11月6日 快晴
午前8時に集合し燕地区保護司会の研修に参加し、10時に更生保護法人新潟県保護会が運営する新潟市川岸町の『新潟川岸寮』を視察しました。
同施設は全国の刑務所又は少年・少女学院を「仮釈放」又は「満期釈放」されても帰住先が無い人を収容し矯正して再販を防止する「更生保護施設」で全国には104か所あり、男性30名・女性4名計34名収容できる全国で8番目に大きい施設です。
ここの特徴は①全国で此処だけと言う理美容室が有り、ボランテイアが出向き無料でカットをしてくれる。②トラブル防止の為女子寮入口にセンサーが設置されている。③毎日シャワー付きの入浴が可能。④無料貸与の自転車が10台ある。⑤毎日住み込みの調理師が3食の炊飯を提供してくれる等です。
近年の高齢社会の到来とともに地域定着支援センターも併設され、多くの身寄りの無く住まいも無い障害者や高齢者が罪を犯して施設に入所していますが、退所前から地域での生活が送れるような福祉サービスの調整も行っています。
午後1時半から江南区にある新潟刑務所を視察。此処は原則として26歳以上で景気10年未満の犯罪傾向が進んでいる男子の受刑者並びに刑事事件の被告人として県内で裁判を受ける人を収容しています。
定員947名のところ現在673名が収容されており、国際化を反映して13カ国約50名の外国人もいるとの事ですが、日本語を理解できるのが原則だそうで、通訳の必要な場合は中央に収容するとの事です。
堆朱製品の製造現場も見学しましたが外部から講師を招いて指導しているだけあって素晴らしい出来栄えでした。