8月27日(月) 曇りのち晴れ
新潟空港発12時15分の飛行機で現地時間13時35分(日本時間14時15分)哈爾賓(ハルビン)空港に到着。2年ぶりのハルビンは相変わらず高層マンション建設が続いています。
8月28日(火) 晴れ
10時、東北林業大学内にある森林博物館を視察。
13時30分、黒竜江省人民政府を表敬訪問。
15時、万達(ワンダ)モールを視察。雪と氷をテーマとし、文化・観光・レジャー・エンターテイメントを統合した総面積37万㎡の商業施設で、内8万㎡の屋内スキー場はギネス認定されています。
17時30分、黒竜江省人民代表大会常務委員会を表敬訪問。
8月29日(水)雨
9時45分、新潟県ハルビンビジネス連絡拠点を訪問。同拠点は友好交流や経済交流に、観光客誘致や空港PRなどの取り組みを、県内企業に勤務経験のある房 為民チーフ、黒竜江省職員の朱 星和連絡員、県国際課職員で黒竜江省へ派遣の山本 卓連絡員の3名体制で業務を行っています。
2年前は泉田前知事の日本海横断航路問題すら情報として届いていない等、帰国後の議会海外事務所の在り方について議論の原因とされるほど、ビジネス連絡の拠点としてはいささか問題がありましたが、今回の訪問ではそれらの問題がクリアになりかなり充実していました。
やはり燕三条関連の産品が圧倒的な存在感を示しており誇らしく思いました。
13時20分にハルビン空港発の飛行機で18時過ぎ広州白雲国際空港に到着。
途中夕食の後広州ガーデンホテルにチェックインしましたが、顔認証システムでのチェックです。
8月30日(木) 雨
9時、小鵬自動車(小鵬汽車有限公司)広州本社を訪問。
同社は2014年に複数の実業家が共同で設立した出木自動車メーカーで、広州本社・北京・広東・シリコンバレーに拠点を持ち、設計・開発から製造販売まで行っており、2017年に初の生産車を発売し、多くのカメラとセンサーで自動運転等アジアの運転環境に適応した技術を搭載した自動車製産を目指しています。
ちなみに市場価格は日本円で200~300万円です。
11時30分、在広州日本国総領事館を表敬訪問。同館は宿泊しているホテルのビジネスフロアーにあり、大聖寺利幸主席領事より広州市の概要について説明を受けました。
昼食の後、午後から花城匯(かじょうかい)ショッピングモールを視察。海印グループ傘下の企業が手掛ける大型ショッピングモールで、総面積は15万平方kmもあり、公共施設や商業ビル、五つ星ホテルが立ち並ぶ商業的なランドマークとなっています。
17時30分、広東省人民代表大会常務委員会を表敬訪問。
8月31日(金) 曇り
広州市の隣の東莞市に移動。改革開放から40年、その成功事例の発展の先頭を走っているとの事。
10時より、東莞銭幣博物館を視察。中国国内で最も展示規模の大きな貨幣博物館で、約200の国と地域の貨幣が収蔵・展示され、そのコレクションは約20000点に及び、広東省政府から「広東重大民間収蔵館」の称号を与えられています。
その後東莞市展覧館を視察。改革開放の歴史と現在を展示。
12時、東莞市人民代表者大会常務委員会を表敬訪問。
午後から松山湖科技産業園区に設立された松山湖生態科学普及館を視察。
続いて中国核破砕中性子源プロジェクトを視察。中国科学院と広東省が東莞市に共同で建設し、2018年3月に完工した先端科学施設で、核破砕きたと反応を起こし、生じる高エネルギーの中性子(数百億℃)を安全に中性子実験装置に送ることで、科学や工業の研究に活用しています。
担当者の説明の中で「筑波(日本)の協力を得て来た」との発言に、これでは日本は利用だけされて後れを取るのではと不安になってきました。
9月01日(土) 雨
7時30分、雨の中ホテルを出発。白雲国際空港を9時10分発の予定が90分遅れでようやく出発しましたが、その間飛行機の中に缶詰状態。
成田には1時間遅れで到着し解団式を行い、新潟空港には予定より30分遅れの19時10分に到着し夫々帰宅の途に尽きました。